Day: November 10, 2017

世界一美しい図書館

ストラホフ修道院,プラハ,図書室 | チェコ,ヨーロッパ 世界一美しい、世界一大きい、世界一高い、世界一美味しい・・・No.1にならなくてもいい、元々特別なオンリーワン!とマッキーは歌うけれど、私たち人間は、世界で一番というフレーズが大好き!(なはず?) だからこそギネスがあるし、スポーツが盛り上がるし、各国では競い合うように高いタワーを建てるし、人々は挑戦を続ける! もちろんマッキーが言いたいのは、そういう事ではないですよね。「世界にに一つだけの花」大好きです♪ 前置きが長くなりましたが・・・世界で最も美しい、いや正確に言うと、「世界で最も美しいと言われる図書館のひとつ」を見てきました!プラハの丘の上にあるストラホフ修道院。その中に、中世からそのままの姿を残しているという、素晴らしい図書館があると言うのです。 両脇に書棚が並ぶ、2つの図書室を繋ぐ通路。突き当たりの壁には奥行きを感じさせる騙し絵が施されています。まずは奥の方へ。 こちら、天球儀が中央にズラリと並ぶ「神学の間」 半円の天井を埋め尽くす装飾と絵画。クリームのデコレーションのような白い縁取りの中に、フレスコ画が描かれています。 何故か悩ましげな表情の神父像が佇んでいました。 そしてもう一方、入ってすぐ目に飛び込んでくる図書室が「哲学の間」 淡いブルーを基調としたフレスコ画が天井一面を覆っています。空を描いた絵画が吹き抜けの天井をより高く感じさせ、重厚感のある書棚が壁一面を埋め尽くしていても、広々と開放的な印象を受けるのでしょう。 ツヤを帯びたクルミ材の書架には黄金の装飾。中には所狭しと書籍が並んでいます。 展示されている本の装幀や、 挿絵のひとつひとつが美しく、 まるで美術品のよう。 現在のように印刷技術がなく、「大量生産」のない時代。大昔は本一冊にどれだけの価値があったのでしょう。この図書館では日本語の説明用紙をもらえるので、ひとつひとつ照らし合わせながら展示物を見ると、より興味深く楽しめます。 以上、世界一美しい図書館の「ひとつ」プラハにあるストラホフ修道院の図書室をおおくりいたしました。

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