欧米人は知っている素朴な町パアン
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雨季のミャンマーをナメていた。バケツをひっくり返したような雨ってズバリこういうこと。日本でも大雨が降ったら「川になったねー」って言うけど・・・すみません、撤回します!宿から雨の具合を確認してみると、完全に地面が消えました。
日本だとトップニュースです。小雨になって宿から意を決して出てみると、メインの通りは意外に歩けそうでした。ただ、歩くと泥がはねてめっちゃ汚れます。
ちなみにミャンマーの地面は泣きたくなるほど汚いです。男性が噛みタバコをしてるんだけど、彼らが「ペッ」て吐き出すのは赤い液体。吐血かと思う。その吐血とゴミと雨水が融合してとっても気分が悪いです。
翌日ゴールデンロックに行くのでバスターミナルで時間チェック。乗合トラックでキンモンまで行って乗り換え。時間は7:00/8:00/9:00で値段は3000MMK(309円)。ホントかな。信じていいかな。
とりあえず朝ごはんを食べようと賑わっている市場へ向かいます。
野菜・果物・肉・米・日用品いろいろあります。食べ物屋台もたくさん。よし!屋台メシ食べてみよう!屋台のおばちゃんと目があったので、おばちゃんの脇にあった麺を指差してみる。おばちゃん唐辛子を見せてくれる。頷いたら、麺と一緒にその他の材料を容器へぶっこみました。そして、おもむろにかき混ぜはじめました!
ちょ、えぇぇ?おばちゃん素手だけど!?さっきお金を握り締めてた素手だけど。
熱加工してない麺と野菜の融合物完成。むむむ・・・おばちゃん、コレ絶対衛生的にアレなやつだよ。おそるおそる食べてみる。味は?果たして味は?!?!?
・・・・うっ。オイシクナイ。
だけど笑顔で美味しい顔してしまった。するとスープが出てきた。なんだこれは。どうやって食べるんだ。普通に飲む用のスープらしい。こちらも別に美味しくはないけれど、残すのは申し訳ないので完食。500MMK(52円)でした。
市場をクルッと一周りして宿へ戻ります。一見そんなにミャンマー人と顔が違うわけじゃないけど、「外国人だぜアレ!」って様子でジロジロ見られます。パアンは3件ほどしか外国人が泊まれる宿がなく、まだまだ珍しいようです。
さて昼からは周辺を散策してみよう。地球の歩き方には載ってないけれどロンリープラネットには載っているので、見かける旅行者は基本欧米人です。宿では自転車・バイクも借りれるけど雨のリスクを恐れて徒歩でお散歩。
町から南下したところに湖があるようなので行ってみる。中心部から離れるにつれジロジロ見られる時間が長くなったように思う。細い道なんだけど車もバイクもけっこうなスピードで通ります。
そして例外なくジロジロ見てきます。
見えた!これが湖だ。
・・・以上!
せっかくなので1周ぐるっとしてみようと歩き出す。曲がり角に来た。
その先を阻むのは水たまり。
しかし、ただの雨水ではないとみた。衛生的にアレなやつだ。
だってさっきこんなゴミの山見たし。
このゴミエキスが融合された水に決まっている。「旅人ならジャブジャブ突き進めよ!」ってクレームが入るかもしれないが、ほら私、足ケガしてるし。蚊に刺されてかきむしった傷口も完治してないし。
今後のこと考えるとリスクは避けるほうが賢明だよね旅人だもん!ってことで潔くUターン。
帰り途中で見つけた服屋さんで気になっていたミャンマー人の伝統衣装ロンジー(巻きスカート)を物色。
カラフルでとっても綺麗。
生地も刺繍も様々。日本円にして300円~3000円と値段も様々。
奥にはもっと高いやつもあるのかも。
ラメ入りの水色ロンジー買っちゃった。4500MMK(464円)。
色選びやロンジーの巻き方とか教えてくれた看板娘。
お腹が減ってきたのでパンを買おうと近くの売店へ。「Hello」って言った途端、「あ!やべえ外国人来たぜ!」って顔で女の子はお父さんを呼びに行った。菓子パンとラスク購入。恥ずかしそうに商品を渡してくれた女の子がかわいかった。
パンは夜食に置いておいて早めの夕食を食堂で取ります。「うわー外国人きたぜぇー。」ってめんどくさそうな顔をする少年に代わって、カタコト英語のおじいちゃん登場。
牛カレー。時間も中途半端なので、普段は準備済みであろう副菜をわざわざ準備してくれました。あっという間に豪華な食事。
味は・・・うーん。特徴的なお味ですね!(グルメリポーターがまずい時に使う逃げワード)
油ベースのカレー。どうしよう今のところミャンマー料理がおいしいと思えない。旅の楽しみは食事です。この先ちょっと不安。