世界一美しい図書館

世界一美しい図書館

ストラホフ修道院,プラハ,図書室 | チェコ,ヨーロッパ

世界一美しい、世界一大きい、世界一高い、世界一美味しい・・・No.1にならなくてもいい、元々特別なオンリーワン!とマッキーは歌うけれど、私たち人間は、世界で一番というフレーズが大好き!(なはず?)

だからこそギネスがあるし、スポーツが盛り上がるし、各国では競い合うように高いタワーを建てるし、人々は挑戦を続ける!

もちろんマッキーが言いたいのは、そういう事ではないですよね。「世界にに一つだけの花」大好きです♪

前置きが長くなりましたが・・・世界で最も美しい、いや正確に言うと、「世界で最も美しいと言われる図書館のひとつ」を見てきました!プラハの丘の上にあるストラホフ修道院。その中に、中世からそのままの姿を残しているという、素晴らしい図書館があると言うのです。

両脇に書棚が並ぶ、2つの図書室を繋ぐ通路。突き当たりの壁には奥行きを感じさせる騙し絵が施されています。まずは奥の方へ。

こちら、天球儀が中央にズラリと並ぶ「神学の間」

半円の天井を埋め尽くす装飾と絵画。クリームのデコレーションのような白い縁取りの中に、フレスコ画が描かれています。

何故か悩ましげな表情の神父像が佇んでいました。

そしてもう一方、入ってすぐ目に飛び込んでくる図書室が「哲学の間」

淡いブルーを基調としたフレスコ画が天井一面を覆っています。空を描いた絵画が吹き抜けの天井をより高く感じさせ、重厚感のある書棚が壁一面を埋め尽くしていても、広々と開放的な印象を受けるのでしょう。

ツヤを帯びたクルミ材の書架には黄金の装飾。中には所狭しと書籍が並んでいます。

展示されている本の装幀や、

挿絵のひとつひとつが美しく、

まるで美術品のよう。

現在のように印刷技術がなく、「大量生産」のない時代。大昔は本一冊にどれだけの価値があったのでしょう。この図書館では日本語の説明用紙をもらえるので、ひとつひとつ照らし合わせながら展示物を見ると、より興味深く楽しめます。

以上、世界一美しい図書館の「ひとつ」プラハにあるストラホフ修道院の図書室をおおくりいたしました。